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【おそ松さんR18】6つのトビラ

第1章 ずっと見てた【一松】





【一松side】






一松「‥で?なんでそんなんしようとしてたわけ?」


コンビニのバックルーム、今俺の目の前には1人の女がいる。



「いや‥私はなにもしてないんですけど‥。」


黒のスーツ姿の女は酷く強張った表情で座っていた。





一松「いや、俺全部見てたから。あんたが商品パクってる所。」



‥そう。目の前にいる女は商品を万引きしようとしていた女だった。
幸い店に出る前に捕まえたから取られずに済んで今このバックルームにいる。



「あの‥だから私は取ってないんですって!」




一松「へぇ‥まだそんな嘘がつけるわけ?じゃあとりあえず持ち物とか調べさせてもらうから。」

そう言って女の鞄をひっくり返し、中身を確認した。
財布、スマホ、化粧道具、手帳、タオル、仕事関係のものらしいファイル
‥鞄の中にはないようだが財布を開け、身分証を見つけた。


一松「ふーん、名前◯◯っていうんだ。あ、一応身分証はコピーさせてもらうから。」


自分のスマホで身分証を撮影し、財布に戻してから返した。





女は相変わらず口を開くわけでもなく黙り込み、ばら撒かれた荷物を鞄の中に戻していた。




一松「鞄にないって事はポケットとかに隠してんの?全部見せてもらうから。」






俺はニヤっと怪しく笑みを浮かべながら近づいていった。



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