第2章 あなたが欲しい【おそ松】
◯◯「ねぇ、おそ松。」
そそくさと着替えながら◯◯は俺に問いかけてきた。
おそ松「ん?なーにー?もっかいしたくなった?」
ひひっと笑いながら着替えている◯◯を後ろから抱き締めたがその腕はすぐに振りほどかれた。
◯◯「違うよ、そうじゃなくて‥」
モゴモゴと口籠る感じがなんとなく嫌な予感をさせた。
おそ松「何?もうこの関係やめるとか?」
◯◯「え?まさかー!そうじゃなくて、今度おそ松の家に行ってみたいなーなんて思っただけ!」
おそ松「‥あぁ、俺ん家は無理ー!それよりさ、こういう所の方がゆっくり出来んじゃん?」
ぶっちゃけ兄弟には知られたくない。
彼女ならまだしも、セフレだって知ったら何されっか分かんねぇし。
◯◯「そっか‥だよね!」
◯◯は笑ってはいるもののどこか寂し気な顔をしていた。
◯◯「じゃあ、私そろそろ帰るよ。またね!」
そういって◯◯は部屋から出て行ってしまった。