第1章 プロローグ
ーーー夏の戦力広大計画
それは、政府にとっては大きな試みだった。
刀剣女士。
そう、刀剣の少女を作ったのだ。
そして、同時にこれは3つの実験でもあった。
1つめは、政府が作り出した刀に魂が宿るのか否か。
2つめは、女士が歴史に未来に、現在にどんな影響を及ぼすか。
そして、3つめは刀にーーーーーーーーのか。
不自然な点だらけの刀剣女士。
刀派は政府?刀種は打刀。
彼女がこれから、歩む道。
それは、地獄かもしれないし、天国かもしれない。
抽選で100の本丸へと届けられる彼岸花。
既に準備を始める者もいれば、刀を磨くものもいる。
ここにいる彼岸花。他の個体よりも若干鋭い彼女は、今はまだ未来も知らず田中と左藤と一緒に踊っている。
彼女の行く末はどこなのだろうか。
もし、明日本丸に行くのなら。
彼岸花「今日は早くねるよ!」
裏話
モブ2「仮に考えて奴に合う名前ってなんすか?破天荒、とか?」
モブ「ありだな。じゃじゃ馬も候補だ」
モブ2「…………………まぁ、つくづく綺麗な名前も可愛い名前も殴り飛ばすような性格っすからねぇ」
モブ「寧ろ、奴を受け入れる本丸が可哀想」