第1章 第一試験
「いや、全く恨んでないな。」
クラピカ「………!?どうしてだ!」
「だって、嫌いだったし。」
こいつは私の事を知っていないのか。名前だけ聞いた、とか、少し見ただけとかそのレベルだろう。
「なんで、自分を殺そうとした奴らを殺した奴を恨まなくてはいけないのかがわからない
いや、理解しがたいな、」
私のペースに持ち込め、素を出すなど馬鹿みたいだ
クラピカ「なら理解してくれると思ったのだがな……」
「期待に応えられなくてすまなかったな。」
私は鼻で笑い人混みの中に歩いて行った
そうだよ、私は一人なのいいえ、私は独りなの
昔は友達や家族がいないとダメだと思ってただけなのよ、十分独りで過ごせるわ
そんな欲望、食事と温かい家があれば消えるのよ