第1章 始まり
「なら、さっさとその希望のカケラってやつを集めればいいのね!」
「まあそういうことでちゅね。ではみなちゃん!今日はみなちゃんで自己紹介と、この島を探検してくだちゃい!では!」
それを言うと、ウサミはぽてぽてと歩いていってしまった。
そうして、私達超高校級の高校生は砂浜に取り残された。
「じゃ、じゃあ…。とりあえず、島の探索でもしようか?」
「…それが妥当の判断だろうな」
ふとっちょメガネさんも、それに賛同した。
「探索をしながら、自己紹介でも何でもすればいいだろう。とりあえず、先に言っておくぞ。俺は超高校級の御曹司、十神白夜だ。」
ふとっちょメガネさん…十神くんは、それだけ言ってドスドスと歩いていった。
「アタシは超高校級の写真家、小泉真昼だよ。よろしくね!」
「うん、よろしくね。真昼ちゃん」
「うん。あなたは?」
「私?私は蜜森夏織。えっと、超高校級のー……」
……………………………………………………………あれ?
何だっけ?
えっと…?
なんでだろう、思い出せない…。