第2章 超高校級の高校生達
「ふふん、どーよ」
「ああ…すごいと思う」
「左右田くん。中2病と仲良くなるには、こっちも中2病に合わせるのが1番なんだよ」
「いや…俺には無理だな…」
「私も今結構頑張ったんだけど…」
田中くんは、とにかく中2病だな。
見ていてこっちが笑っちゃうよ。
「さっきから見ていれば…何をしていたんだ?」
「え?」
声がしたほうを向くと、髪の毛を2つに分けて三つ編みした銀髪のメガネをかけた女の子がいた。
セーラー服で、背中には竹刀があった。
「いや、ちょっと中2病を…」
「ちゅうにびょう?…ああ、何やら''痛い''輩のことか。」
「そこの彼がその中2病なんだよ」
「ほう…実在していたのか。ちゅうにびょうとやらは。」
「お前も普通そうだな…」
「む、そうか?……ああそうだ、自己紹介をしておこう。私は辺古山ペコという。よろしく頼む」
「ペコちゃんっていうんだ!かわいい名前だね!」
「!…あ、ありがとう。貴様はなんという?」
「私は蜜森夏織だよ。よろしくねペコちゃん!」
「俺はさっきしたよな。」
「ああ、覚えているぞ。左右田といったな」
ペコちゃんは、とってもクールな印象があった。
かっこよくて、大人の女性って感じで………。
「…!み、蜜森…!貴様、それ…!」
「え?ああ、これのこと?」
ペコちゃんが、私が手首につけていたネコ型のシュシュと、スカートにつけていたネコのキーホルダーを見ていた。
「気になる?ネコ好きなの?」
「…ああ、好きというか…もふもふが好きだ」