第14章 新しい年明け
新学期が始まった。
最後の学期だ。
「あれ、ユウスケ、その右手首どうしたの?」
みんなが僕の手首を見ては、声掛けてくる。
以前は、答えるのが面倒でたまらなかったけど。
「転んで捻っちゃってね。」
僕の右手首は、まだ完治はしない。
何だかんだと、1か月はかかる。
今後、マンガを描いて行く為に
しっかり治しておかないといけない。
授業は…まぁ、ノートをコピーさせてもらうかな。
「ユウスケ、2年が呼んでるぞー。」
廊下を見ると、稲葉が待っていた。
「あぁ、稲葉、久しぶり。」
「お久しぶりです。今日の放課後、部に出てもらえませんか?」
「ん、いいよ。今日は特に予定ないし。」
じゃあ、放課後、と。
3月に、3年送別会があるから、
その時の話だろうか。