第14章 新しい年明け
「…なるほどな。ドラマなクリスマスだなー。」
ケイタが感心していた。
ナナは、カナと何やら
楽しそうに話してる。
「あの、人付き合い苦手なユウスケがなぁ…」
ケイタはシミジミと言った。
僕もそう思うよ。
「大学の話はどうなったの。」
「…あぁ。」
あれから、二人で話し合った。
まぁ、今回の件もあるから、
色々改めて考える事もあった。
ナナは、こっちに帰って、
予定どおり、大学に行く、と。
まぁ、行かない、ってのは、
ナナの気持ちの部分の問題だったから
受験の準備はしていたし、
本人いわく、自信はあるようだ。
僕は、隣街で一人暮らしをする事にした。
隣街は、編集社もあるし、ナナの大学もある。
コウジさんもいるので、父さんも母さんも
賛成してくれた。
父さんは、少し黙って、
「不規則な仕事だしなぁ。まぁ、隣街だし、男だからな。」
今後、どの作家のアシスタントにつくか
わからないし、本当に不規則だし、
泊まりになる事もある。
そうなると、両親も、大変だろうし
心配だろう。
「一人暮らしだとしても、責任を持って生活をする事。」
両親と約束をした。
新生活の資金は、一旦、
父さんから借りた。
働いて返す、と約束した。
「ユウスケ、すっかり社会人なんだなー。」
「…ケイタだって、東京に行くだろ?」
「まぁ…な。でも、俺は一人暮らしじゃないし、寮だからなー。東京に行っても、バスケ三昧だ。」
「でも、プロ目指すんだろ?」
まぁな、と、ケイタは笑っていた。
ナナとカナはまだ楽しそうに話してる。