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僕の視線の先に

第13章 聖なる夜に




1年は、ただただ
見てるだけで十分。



2年はクラス離れちゃったけど、
隣のクラスだから、
ちょっと覗けば、会え…
見れる。



まぁ、中学生の恋なんて
そんなもんかな、なんて。



でも、アヤカの話だと、
もう結構付き合ってる人達
いるんだって。
びっくり…。



「ナナが奥手なだけだよ。」



なぁんて、笑われた。
…いいの。
私は。
のんびり大切に想っていくの。





そんな感じで、気が付いたら
3年になってた。
クラスも違う。




「また違うクラスか…」




「いいじゃない、私とは3年間一緒だったし~」


アヤカは、なぐさめてくれた。


ま、仕方ない…けど。



「やっぱり良くない。…カナちゃんはずっと一緒なんだよー。」



「あら、珍しい。ナナが拗ねてる。」




なんか、考えたら、モヤモヤ…
カナちゃんも、モテるのに
誰かと付き合ってる感じじゃないし。



…ヤキモチ?




「ヤキモチ妬く位なら、告白しちゃえば?」



アヤカは簡単に言うよな…







1学期はずっとモヤモヤしてた。
そして、そのまま夏休みになってしまった。






私は吹奏楽部で、
夏休みも学校に来ていたけど、
ユウスケくんは、どこにも
入っていなかったみたいだから、
学校では会えない。



カレンダーを眺めながら、
夏休み早く終わらないかな、
なんて。



ピロン。



アヤカからのメールだ。



「ね、夏祭り、行かない?ユウスケくん誘ってくれる、って!」




行くしかないでしょ。


顔がにやけてしまうのが
自分でもわかった。



ゲンキンだな。








トントン…


「ナナミ?ちょっといい?」







ママに呼ばれ、リビングに行った。



おやつの時間じゃないけど。
でも、ちょっとお腹空いたな。



なんて、悠長な事を
考えている場合じゃなかった。




…パパ、転勤だって。
それも、2学期から
東京の学校に転校だって。




私の頭の中は真っ白だよ…




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