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僕の視線の先に

第13章 聖なる夜に






僕は、何をしてるんだろう…
頭がクラクラする。



瞼がやたら重くて
目が開けられない。




ようやくナナミに会えたのに、
僕は、何でこんなに眠いんだろ…




ごめん、ナナミ…
ちょっとだけ、寝ていいかな…


僕の意識がまた遠くなった。





遠くなりながら、
何だか懐かしい夢を見始めた。




田んぼの真ん中の、大きな校舎。




体育館から、バスケットボールの音がする。
あ、ケイタがこっちを見た。
ん?何か言ってる。
何だよ、全く聞こえないよ。





廊下を歩いて、職員室の前を通った。
目の前に、重そうな荷物を抱えて
職員室に入ろうとしてる子がいる。
開けてあげるよ?

あれ?顔が見えるのに
ボヤけて見える…?


「ありがとう、花本くん。」


あれ、声が聞こえる。
何となく、こんなやり取り…
したことあったな。


中学1年の時だったかな。
背の小さいフワッとした子。
あまり女の子とは話さなかったから、
忘れていた。




あぁ…
あの子…
ナナミだな。
そう言えば、同じクラスだった。



なのに、すっかり忘れていた。




中学3年の夏祭り。
ナナミに、「誰?」なんて
言ってしまった。
そういや、あの事、
まだ謝ってなかったな…



ナナミ…
ごめんな。




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