第13章 聖なる夜に
「ユウスケ君、起きて。」
「ん…」
「ユウスケ君…」
…ナナミ?
まさかな…
うっすら目を開けた。
髪の長いキレイな大人の女性…
「え?」
僕は、一気に目が覚めた。
「だ、誰ですか?」
僕は、布団をかぶって顔だけ出した。
「あー、ユウスケ、ごめん。こいつ、ユカ。彼女。」
あ、シャンプーの!
「ユウスケ君、初めまして。よろしくね。」
さ、ご飯だから、起きてきてね、と
ユカさんは部屋を出た。
台所から、いいにおいがする。
「…ふ~ん…大人な感じだな。」
僕は着替えて、布団を畳み、
荷物をまとめた。
窓からの朝陽がまぶしい。
「晴れた。」
窓を開けて、外の空気を吸った。
「さて、ご飯食べよう。」
「ユウスケ君、彼女に会いに東京に行くんだって?素敵ね。」
ユカさんは、ナチュラルメイクだが、
目元も口元も、凄くキレイで大人っぽい。
「僕はびっくりしてます。コウジさんに、こんな綺麗な彼女さんがいたなんて
…」
「だろ?」
コウジさんは嬉しそうにしている。
「今日は、クリスマスだものね。彼女にプレゼントは何をあげるの?」
二人は興味津々な顔をしていた。
「…内緒だよ。」
その後、コウジさんとユカさんに、
駅まで送ってもらった。