第8章 夏の夜の現実
「…まだカナの事、好き?」
「え、えぇっ?」
僕は驚いた。
ナナミちゃんには
カナの事は話してない。
「やっぱりカナなんだね。その反応は。」
「あ…いや…」
「ユウスケ君、未だに、カナ位しか、女子と話してないでしょ。」
当たりだから、何も言えない。
「でも、どうしたいか、自分でもよくわからないし」
それは、本音だ。
「まぁ、人付き合いが苦手だと、恋愛なんて、ハードル高いよね。」
まぁ、出来れば、
関わらずに家で漫画描いていたい。
「ねぇ。この同窓会でさ、結構カップル出来るんだってね。」
ナナミちゃんが、僕の横に寄り添って来た。
「ね、ユウスケ君。」
僕の耳元に近づいてきた。
「え。…ナナミちゃん…近いよ。」
「いいの。…ね、試しに、私達も付き合わない?」
「え。」
家に帰りたくなった…
あぁ、面倒だ…