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僕の視線の先に

第8章 夏の夜の現実





僕とカナは
花火を見上げた。




いくつもの花火が上がり
僕らと街を照らした。






「ユウスケ。」


僕は、カナの顔は見れなかった。



「ユウスケ。私は大丈夫だよ。」



僕は、横目でカナを見た。



花火を見上げるカナの顔が
とても綺麗だった。
この間の、虹を見た顔と違った。





「…うん。そうか。」




僕はそれしか言えなかった。
もう少しで触れ合いそうな
体温を感じる程、近くに手がある。
僕は、カナの手に自分の手を重ねた。




カナの手は温かかった。






僕らは、花火を見上げた。










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