第6章 夏の思い出
夏休みの間
何回か、LINEのやり取りはした。
でも、大したことない会話。
「…しんどいわ。」
かわいい子だと思うし
いい子だ、とも思うけど。
「ユウスケは、女子慣れしてないからなぁ。カナ位か。話、まともに出来るの。」
夏休みの宿題の追い込みで、
ケイタが遊び…いや
勉強しに来ていた。
ピロン…
ナナミちゃんからだ…
「今日の夜、ちょっと会えませんか」
えー…
「なになに。お、ナナミちゃんか。積極的だなぁ。」
ケイタが身を乗り出して、
僕のスマホを覗いた。
「ケイタ行って来てよ。」
「バカ言うなよ。」
「…」
仕方なく返信した。
すぐに返信が返ってきた。
「ありがとう、ユウスケ君!また後でね♪」
…気が重いよ。