第6章 夏の思い出
「ナナミにコクられただろ?」
ケイタからLINEが来た。
何だよ。
みんなグルだったのか。
「返事どうすんだよ?」
「わかんないよ。知らない子だったし。」
「まぁ、そうだよな。いきなりだよな。
だから、お祭りに連れて来たんだけど、
お前、カナと一緒にはぐれちゃってたからなぁ。」
そうだよ。
それどころじゃなかったよ。
「連絡先、教えてもいーか?まずは友達から、だよ。」
「メールとか…面倒なの知ってるだろ。」
「まぁ、返せる時に返せばいいんだよ。」
何だか、やたら世話焼きだな。
さらに面倒だ…
ピロン…
「こんにちは。ナナミです。」
LINEが来た。
…早いよ。
あー…面倒だ。
まだ残っている、カナの感触…
手のひらを見つめた。