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僕の視線の先に

第6章 夏の思い出




花火も終わり、
みんなで神社から
帰り道に向かった。





僕の家は、みんなと逆方向で
神社からの方が近い。




「ケイタ。僕はここで帰るよ。」




「わかったよ。俺は女子達と駅まで行くわ。」



まだ遊ぶんだろうな。
…ったく。






みんなと別れて、歩き出すと





カコカコ…




後ろから、下駄の音がした。





カナ!?





恐る恐る振り向いた。









「ユウスケ君…」





カナ…じゃなかった。







「…ごめん、誰。」



さっき、女子達と一緒にいたかも。
でも、僕は知らない子だった。





カナとは違った雰囲気の
かわいらしい柄の浴衣に
少しふわっとした髪。
背も小さく華奢な子だ。




「わ、私、隣のクラスの、ナナミと言います。」



「あー、隣ね。わからないや…ごめん。」




「あ!いいの!いいの!」



小さな頭をフリフリ横に振りながら、
顔を赤くしてる。





「…僕に何か用?」





…面倒な空気が流れてる。
やな予感だ…







「ュ…ユウスケ君!好きです!
付き合ってください!!」







マジか…








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