第20章 僕達の旅立ち。
「花本くん、私が悪いの…本当にごめんなさい。」
顔を赤くして、その子は、僕に謝った。
「ちょっと待ってよ。」
僕は、周りの状況についていけなかったよ。
「まずさ。キミが、僕に謝らなくてはいけない意味がわからない。」
軽く息を吐いた。
「それに、僕がモテたかどうか、知らないけど、周りに興味がないから、全くわからないんだよ。…だから、そんなに彼女らに責められてもさ…」
僕は、どういう顔をしていいのか、わからなかった。
この場を、このまま立ち去るのも、また良くないんだろうなぁ。
今、この僕でさえ判るのは、この子は
僕を好きなんだろうな、って、事だ。
聞くべき?聞いてどうする?
付き合う?断る?
ふと、カナの顔が、脳裏に過った。