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僕の視線の先に

第20章 僕達の旅立ち。





夕方になり、バーベキューが始まった。
各クラスで、楽しく過ごしていた。




「炭が足りないか…」



まだ食材があるし、正直、食べるより
焼いている方が気楽だ。
ケイタは、他のクラスの女子と話していた。
食材置き場まで炭を取りに行った。




炭を段ボールに入れ抱えて、焼き場に戻ろうとした。



「ねぇ、ちょっと。」



暗がりから、何人か女子が出てきた。



「あのさぁ、アンタ、女子を軽く見てない?」


昨日から、やたら責め立ててきた女子だった。その周りには、同じように気の強そうな女子が何人か。
同じクラスかわからない。
さっきの女子はいないようだ。



「…言ってる意味がわからないんだけど?」



何で、こんなに絡まれるのか。
何にも接していないのに。



僕は深いため息をついた。




「その面倒くさそうに、ため息つくのが、ムカつく。中学の時に、モテたからって、スカシてるんじゃないよ。」




え?何だって?



僕は、余計意味がわからなくなった。
目の前の女子が、ギャンギャン言ってるの
なんて、全く耳に入ってこなかった。



「ち、ちょっと待って!」



離れた場所から、さっきのおとなしい女子が
駆け寄ってきた。




「花本君、ごめんなさい!私が悪いの!」



責め立てる女子の前に立ち、頭を下げてきた。




僕は、ますます呆気に取られた。


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