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僕の視線の先に

第20章 僕達の旅立ち。


最終日、各班に分かれ、合宿所の施設の清掃を始めた。

清掃を済ませ、帰りの荷物を体育館にまとめ、夕方からバーベキューが始まる。


男子は、外で、バーベキューの準備。

火起こしから、食材運び。
女子は、調理室で、食材の下ごしらえに、バーベキュー場のテーブルセッティング。




僕は、火を起こし、炭に火を入れていた。
炭のひび割れた隙間が、チロチロと赤く
なるのを、軽く息を吹きかけながら、ぼんやりと眺めていた。
もちろん何か考えている訳ではない。




ふと、昨日、話しかけてきた女子が、視線に入った。向こうも、こちらに気がついた。


まぁ、何だか悪い事したみたいだから、
謝っておくか…


僕は、その女子の方に近づいた。



「あのさ。」


少し固まった様子で、その女子は、
僕を見上げた。



「…何だかさ、誤解しているようだけど」


僕が話してる、その背後から



「ちょっと!その子に何してるのよ!」



僕は聞き覚えのある声に、ため息をついてしまった。


振り返ると、やはり、昨日やたら責め立てて
きた女子だった。



面倒な事になるので、僕は、そのまま
その場を離れた。





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