第20章 僕達の旅立ち。
何だか、やたらと責め立てられた気がする。
その女子は、何も話せなかった女子の
仇でも討つのか、って位、僕に喰ってかかってきた。
どうやら、何も話せなかった女子は、
さっき一緒に野菜を切っていた子だった。
僕が無視をしたせいで、いや、無視した
つもりはなかった。
でも、無視された、と思い、今、目の前で、
凄い剣幕の女子に、泣き付いたようだ。
僕は、そんなに悪い事したのだろうか。
ウンザリした僕は、溜め息をついて、
その場を後にした。
もちろん、残された女子達は、騒いでた。
次の朝、朝食を食べに、ケイタと食堂に行った。
「お前、何かしたのか?」
ケイタがニヤニヤしながら、僕を見た。
女子達が凄い形相で、僕らを見ている。
「何で僕なんだよ。」
ケイタが頭を掻きながら、まだニヤニヤしてた。
「こういう時は、決まってお前なんだよ。」
僕は、意味がわからなかった。
…女子達にそんなに睨まれなくてはいけないのか?何かしたのか?
僕は、本当に日常や、人に無関心だったんだな、と、思ったよ。
ケイタがニヤニヤする意味がわかったのは、
合宿最終日の、バーベキューの時だった。
それまでは、どこに行っても、僕は睨まれていた。
…今、思い出しても、あの女子達の目は恐いね…。