第20章 僕達の旅立ち。
卒業式が終わり、クラスの女子達は
号泣だった。
泣き晴らした顔で、カナが僕を呼んだ。
「ユ、ユウスケ!よ、よがっだよっ!」
鼻水まで出して、拍手してる。
「お、おいおい、カナ、大丈夫?」
「だって、ユウスケの代表の言葉で、私、もう感極まっちゃってっっ!」
すると、カナの後ろで泣いていた女子達が、
寄ってきた。
「ずっとさ、ユウスケ君って、ケイタの横で黙っててさ、何考えてるんだか、わからなくてさ。」
「女子みんな、ユウスケ君の事、気にしてたんだよ、ケイタがあんな事になって…」
女子が泣きながら、口々に僕に話し投げてきた。
僕は、体育館の屋根を見つめながら、
卒業証書を空に掲げた。
『3年1組……』
卒業証書の授与が始まり、生徒各々が、様々な思いを胸に、壇上へ上がっていく。