第19章 僕達の明日
もう、時間は21時を過ぎていた。
東京だったら、まだまだ早く感じるが、
こっちは何せ田舎だ。
ナナのおばあちゃんの家までは、車で1時間近くかかる。
長話は禁物だ。
「あ、あの、スミマセン。」
おじさん、とも言えないし、お父さんとも
呼べない。話始めに困った。
「うん、何だい?」
僕は、真新しいテーブルに、合鍵を出した。
「…合鍵を、ナナミさんに預けてもいいでしょうか。いえ、その前に、ナナミさんが、ここを出入りするのを、許してもらえますか?」
娘さんを下さい、って話じゃないのに、
僕は、凄い緊張したよ。