第19章 僕達の明日
僕は、日を改めて、ケイタの部屋の整理に
伺う事にした。
3月に入れば、3年生は殆ど登校しなくて
いい。僕は、新しい部屋探しと、春休み…
ま、僕には春休みじゃないけど、その時期からお世話になる、漫画家の仕事場に挨拶に
行かなくてはならなくて、ケイタのお母さんには、卒業式の後に伺う事を伝えた。
あと、卒業まで、2週間。
「大丈夫。私が日中一緒に、お茶したり、映画見に行ったり、とか、ついてるから、大丈夫よ。」
母さんがそう言った。
さて、隣街の不動産屋に行かないとな。
スマホを出して、コウジさんに電話を
掛けた。
『おぅ、ユウスケ。もう近くまで来てるぞ、駅前で待ってろ。』
隣街には、コウジさんが住んでいる。
買い物にも、仕事にも都合がいい。
コウジさんが近くにいる事で、母さんが
安心をする。これはデカい。
僕は飲み物とパンを買い、駅前で座りながら
軽く腹を満たした。
ププッ!…
コウジさんの車の音だ。
横には、コウジさんの婚約者のユカさんが
乗っていた。
「ユウスケくん、久しぶり。色々大変でしょう、お手伝いさせて。」
コウジさんに、色々聞いたんだろうな。
この半年、激動だったもんな…。
「ありがとうございます。それより、結婚式とかまだなの?」
コウジさん、ユカさんは、ニヤリと笑った。
ん?何だ?