第18章 スポットライト
風間朗読
~少女よ 君は旗をあげる なぜ
朝風に思いをたくして よびかける彼方
きまぐれな カラスたちを相手に
少女よ 今日も紅と白の 紺に囲まれた色の
旗は翻する~
松崎ナレーション
~私は、1つの詩に出会った。週刊カルチェラタン、学校のサークルが発行している新聞だ。そこに、まるで私の事を書いたような詩が載っていた。
下宿している画学生のヒロさんが言うには、毎朝私が、揚げている旗に返事をしているかのような、旗を掲げた船が、朝、港の近くを通ると。週刊カルチェラタンの詩と、その船に関係があるかもしれない。
それを突き止めないと。友人達と、学校の中庭で昼食を取りながら考えていた。
ちょうどその頃は、サークルの館、カルチェラタンの館を壊す事に対して、館の住人、生徒達は抗議をしていた。
昼食を取る私達の頭上が騒がしいと、見上げると、上空から、一人の学生が池に向かって飛び込もうとしていた。
私と目が合い、彼は挑戦的な笑みを浮かべ、飛び込んできた。
風間シュンとの出会い、私は気が付いたら、恋に落ちていた。~