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僕の視線の先に

第18章 スポットライト




風間ナレーション

~僕は風間家の長男として、寡黙で誠実な父と、優しく慎ましやかな母に、育てられた。
僕の父は、他にいる、と聞いた。今まで育ててくれた、この両親が嘘や冗談を言う訳もなく、言葉そのまま受け止めた。それが現実だ、と、子供ながらにも理解出来る、そういう時代だった。





松崎ナレーション

~父は、朝鮮戦争の時に、船に乗ったまま、行方知れずとなった。その時、私には、妹と弟が出来て、忙しい母を手伝いながら、毎日、父に教わった信号旗を、父に代わり、物干し場から揚げていた。海を渡る全ての航海に、無事を祈りながら…~






小野寺が立ち上がり、スポットがあたる。



小野寺朗読


~貴様ら、先に死ぬな、と誓ったなら、何故逝った~



怒りと悲しみで、押し潰すような、低い低い力強い言葉を、天にぶつけた。



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