第3章 ーおそまつの心はー
ーあなたの心ー
私は、すごく大人に育ってしまった。
誰からも真面目と言われるような人物になった。
それは、
「あんたなんか産まなきゃ良かったのよッ!!」
「そしたら私はまだ自由だったのに!」
母さんがあまりにも幼稚だったから。
母さんがあまりにも人の心を
「あんたなんかいなくなっていいのよ、あんたの学費本当は私のもんなんだから。」
「返しなさいよ。」
「返せって言ってるでしょッ!!」
踏みにじるから。
私を産まなきゃ良かったっていいながら血の繋がってない弟を作ったのは誰なのか。
その弟を育児放棄しようとするのは誰なのか、深夜の私のバイト代を酒を飲むのに使っているのは誰なのか。
私はわるい大人しか見てこれなかった。
そうやって毎日を必死に生きていた私に急に転機が。
深夜のコンビニのバイトをしてたら、あつし先生が来たのだ。
ばれたら怒られるだろうか、新たにバイトを見つけなきゃいけないのか。そうゆう不安の中であつし先生が私のレジにきた。
「コンビニの前で待ってる。」
ああ、必死の糸はここで切れたのだとそう悟った。
でも先生の反応は全然違うものだった。
「ん、まずさっき自販で買ったミルクティーな」
深夜でコーヒーは眠れなくなると思ってミルクティーにしたのだろうか。それを受け取って近くの公園のブランコに私達は座った。
「お母さんは、夜のお仕事してるの?」
「・・・・・・はい。」
「香水の匂いきつかったからな、なんとなくそうじゃないかって思ってたんだ。」
「すみません、迷惑をおかけして。」
「なんで、ゆうは大人を頼らないんだ?。」
私に優しく優しく問いかける。
「大人は・・・信用できません。」
「・・・・親戚の方とかはどうなんだ?。」
「弟の世話を頼んでいます、でも・・・・これ以上迷惑をかけられるのはごめんだと言われました。」
「はー・・・・最低だな。」
「?」
あつし先生のいつもの口調では急になくなった。
「こうゆうのはな、大人のせいなんだ。ゆうのせいなんかじゃ絶対にないんだぞ。なのに母親のことですみませんて謝ったりしなくていいんだ。」
「でも、いろんな方に迷惑をかけています!大家さんだって毎回怒鳴り声がうるさいって!周りの方にも深夜なのに騒がないで欲しいって!職場の方にも酔いつぶれた母親を連れて帰っていただいたり。」
