第3章 ーおそまつの心はー
「え?なに?付き合って?えー俺そうゆうのめんどくさいんだよね。」
昔の俺は愛とか恋とかそんな夢物語信じてなかったし、なにそれおいしいの状態だった。別に心に何か深く傷を負ったとかそんな正当な理由なかった。ただ、わかんなくなっちゃったんだよね、肌を重ねるとただ好きって言って手だけをつなぐのとでは釣り合わないんじゃないのって。
「俺そんなにしつけされてないから待てとかできないんだよね、ていうか意味がわからないんだよ〜待つ意味。」
手だけをつないで幸せってのは嘘っぱちだ。きっと相手と俺がわからなくなるくらいぐちゃぐちゃになるのが愛なんだ。
っておもってたのー!今思えば盛ってるしw愛だのロックだのセックスだのってのは本当思春期真っ盛りっていうか!
俺自分で後々振り返ったら恥ずかしくなっちゃったもんねー////。
んで、そんなある日。俺は授業中に面白いものを見つけちゃったの、俺の左斜め前の一番窓際の席の女子生徒はクラスで委員長を務めるような真面目な女の子。三つ編みにメガネっていう鉄板の格好をしていていかにもだった。そんな彼女が授業中熱心に見てたんだ。
国語教師の顔。
見ているだけで幸せって感じの雰囲気にこっちが恥ずかしくなるくらいの優しい目、でもそれは絶対に教師に持ってはいけない感情で、でも俺はそれを悪いことだと思わなかった。
ただ、嘘つきだなって思ってた。
見てるだけで満足なんていうのは綺麗事だ。きっと、その清楚な体を汚して欲しいとか、官能小説よろしくなことを考えてるの違いないんだ。それすら隠そうとしているのはいささか癇に障った。