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雪の華【気象系BL小説】

第11章 再会


「ま、まさ…んぅ…!」


雅紀の言葉に戸惑ってると…そのまま唇を押し付けられる。
口内にアルコールの味が広がった。


「んん…やぁ…」


舌を無理矢理絡めながら…雅紀は俺の服を脱がせていく。


「やだ…止め…雅紀…!」


身体を押し返してもまた押さえられ、力任せに服を脱がされ、裸にされる。


雅紀「はぁ…はぁ…翔ちゃん…愛してるよ…」


雅紀の荒い息遣いが聞こえる。


俺を脱がせた後、雅紀はズボンと下着を下ろし、既にいきり立った塊を露にした。


「っっ…ま、雅紀待って…!」


雅紀「待って待ってって…ずっと待ってたでしょ俺…もう…我慢しないよ翔ちゃん」


「雅紀…」


雅紀「逃げないでよ翔ちゃん…力抜いて…」


「あっっ…!」


解してない蕾に…雅紀の塊があてがわれる。


「雅紀…」


雅紀は気付いてる…。
式場のトイレで逢った彼が俺の忘れられない人だって…。
だからこんな急に…。


「や、止めて雅紀…ちゃんと…話すから…」


雅紀「止めない。挿れるよ翔ちゃん」


グッと雅紀の腰が進む。


「や、嫌っっ!!雅紀止めてっっ…!!」


そのまま一気に下半身を襲うだろうと思っていた痛みと圧迫感…は…無かった。


顔を上げると…動かないままの雅紀が…涙を溢しながら俺を見下ろしている。


「………雅紀…」


雅紀「っっ…ぐすっ…どうして…どうしてだよ翔ちゃん…」


「雅紀…俺…」


雅紀「あいつの事…忘れられないならそれでもいい…ずっと想ってても…我慢しようと思ってた…でも…どうして…?翔ちゃんはいつになったら俺の事友達以上に見てくれるんだよっっ…!!」


寝室に響く雅紀の叫び声。


「ま、さ…」


ぽたぽたと…雅紀の涙が俺の顔に落ちてくる。


俺は何も返せずに呆然と雅紀を見つめるしか出来なかった。
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