第11章 デート当日 その2
なんだかんだで京花ちゃんにリードされてたな…。
でも、最後はビシッと決めるぞ!
田「もう結構時間だな。」
私「あ、ほんとだ。楽しい時間ってあっという間ですね…。」
田「外も暗いし、送ってくよ///」
私「えぇ!大丈夫ですよ!田中先輩の帰りが遅くなっちゃいます!」
田「大丈夫だ!暗い道を女の子1人で歩くなんて危険だぞ!それに…俺が、俺が送っていきたいんだ!!///」
私「!///お、お願いします!」
田「おう!家どっち?」
私「こっちの道をまっすぐです!」
田「じゃあ行こうか。」
田「…。」
私「…。」
ち、沈黙だと!?何か話さなくては!
トンッ
田「?」
私「あ、すみません////」
京花ちゃんの手が俺の手にぶつかったのか。
うわぁ手小せぇ。細っせぇ。触ったら、折れちゃいそうだ…。
ギュッ
私「た、田中先輩?!////」
田「え、あ!ご、ごめん///」