第10章 デート当日 その1
~部活後~
俺は結局月島と京花ちゃんのことが気になって、あんまり部活に集中出来ず、ミスばっかりだった…。
菅「んじゃ田中!この後頑張れよ!」
縁「聞きたいことあるならちゃんと聞くんだぞ!」
田「わかってる。ちゃんと確かめてくる。じゃあ俺、帰ります!さよなら!」
ちゃんとハッキリさせて俺の初恋を終わらせよう。
中途半端じゃいつまで経っても終わらせることが出来ない。
菅「さーて、月島くん?」
月「うわっ…。」
縁「どういうことか聞かせてもらおうかな?」
月「…わかりましたよ。話しますから、僕の家来てください。」
菅「え?家?別にここで話してくれていいんだぞ?」
月「何というか、話聞いてると疑問に思う部分があると思うので…まぁ歩きながら話しますよ。」
縁「わ、わかった。」
月「えっと、まず聞きたいんですけど…僕たち以外にもう1人見ませんでしたか?」
菅「いや、見てないべ。」
月「あぁ…なるほど。実は昨日、僕と京花と僕の兄の3人で出かけてたんです。」
縁「3人?もう1人いたのか。」