第4章 バレー部と連絡先
~田中side~
実は俺、今日1日すごく調子がいい。
理由はわからない。…と言いたいところだが、心当たりが1つある。
それはあの子だ。
月島と山口が連れてきて、今は2階のギャラリーから楽しそうに俺たちバレー部の練習を見ている。
田「オラァァァー!!」
バシーン!
菅「ナイスキー!今日はいつもより調子良いみたいだな!泉さんのおかげかなぁ?(ニヤニヤ)」
田「ち、違いますよ!///」
そう言ってスガさんに否定した割に顔は赤く、熱くなる一方だ。
こんなんじゃ説得力の欠片もねぇ…。
そこであの子の方をチラッと見てみた。あの子は俺じゃなくて他のやつを見ている。
“モヤッ”
ん?なんだ今の?
胸の奥の方…心の奥の方がモヤモヤする。
風邪でもひいたか?
田「…なんだこれ。」
ガラッ
清「ごめん。遅くなった。」
潔子さんがきた!!
田/西「潔子さーん!!お待ちしていましたー!」
清「田中、西谷うるさい。」
おぉ。今日もお美しい…。そう思い、
大地さんと話す潔子さんを見ていたら…