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5番くんとの初恋物語【田中龍之介】

第12章 噂


春「そうだね。4組と5組なら合同授業もあるし、その方がいいかも。」

私「何か言われたらすぐに言い返せるもんね!」

月「じゃあとりあえずそれでいこう。ダメだったらまた他の案考えよう。」

山「堂々としてれば平気かもよ!」









ヒソヒソ

「ねぇ、ふた……しょに…わ」

「わか…し…てた……いた」


月「チョット。何ヒソヒソ話してるの。言いたいことあるならちゃんと言いなよ。」

春「そーよ。影でしか言えないなんてカッコ悪い!面と向かって言いなさいよ!」

「っ!月島くんだって知ってるでしょ。この子、先輩と浮気してるんだよ!」

「そうだよ!月島くんは騙されてるんだって!なんでそんな子なんかと付き合ってるの!?」

私「…私と蛍付き合ってないよ!先輩とも付き合ってない!」

「なによ!言い訳なんかしちゃって!そうやって人を騙してるんでしょ!」

月「ねぇ、ホントに僕たち付き合ってないから。まぁ噂を信じるのも僕たちを信じるのも自由だけど。」

「ほ、本当なの?」

山「ずっと噂は嘘だって言ってるよ!」

「え、あ、ごめんなさい。月島くんが騙されてるって思ったらその、頭にきちゃって…」

月「謝る相手が違うんじゃない?」
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