第12章 噂
私「…。」
月「噂が消えるまで待つって考えもあるんだけど、それだと噂を肯定してるみたいで嫌デショ。」
私「うん。」
春「どうにかして皆に信じてもらえればいいんだけど…。」
私「私が言っても信じてもらえなかった…。」
月「僕達2人で一緒に否定すれば、少しは信じてくれる人がいるかもしれない。」
私「確かに!」
春「でもそれって、月島くんと京花が一緒に居ないといけないんでしょ?噂があるのに一緒にいると注目されるんじゃない?」
山「今、京花のクラスに行った時もそうだったもんね。」
春「私、これ以上京花が傷つくようなこと言われるの嫌だよ。」
月「だったら、それ以外の方法考えるけど…何かいい案ある?」
春「…。」
私「春ちゃん、私は大丈夫だよ。それに何もしないより、何かした方が噂は早く消えるかもしれないし!ね、だから蛍やろう!」
山「じゃあこれからはできるだけ一緒に行動した方がいいのかな?」