夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第1章 無色透明の君(荒北靖友)完結
「じゃあ…オレでいんじゃナァイ?」
『え!?』
「募集してんなら
応募するっつってんのォ!
イヤなのかよ!」
思い切って布施チャンの目を覗き込む
『…えっと…本気?』
「ったりめーだ!で?返事!』
『…』
「あー!早く言え!おっせ!』
もう緊張の糸
いっぱいいっぱいで切れそうなんだよ!
『よ…ろしく…です』
真っ赤な顔で布施チャンが目をそらす
「ハン!ナァニ真っ赤な
顔しちゃってんだよ!」
ヤベ!ヤベ!急展開過ぎた!
まさか即オッケーとか!想定外だし!
『荒北くんだって!
あー!もうダメ!なんか顔見れないよぉ』
んで…可愛すぎた!
「バァカ!照れんな!
うつるだろ!オレ部活だから
また終わったら連絡する!じゃあな!」
もう心臓バクバクで
居た堪れなくて逃げるように部室に戻った
ローラーの続きをする為にチャリに跨り
思いっきり回す。
ヤッパこのローラーってヤツは
超絶つまんねぇ!
始めたばっかのころは福チャンに言われて
2時間も3時間もこいだよなー…
なんて考えてた所で気づく
連絡するって…番号もメールも
LINEもしらねぇ!
今更追いかけんのもダッセェし
明日聞くか…ちぇ…しくったなー
俺は仕方なくそのまま練習を続けた
「んじゃ、オレこれで帰るからァ!
1年戸締りしとけやー」
中抜けした分も回してたから
いつもよりも遅くなった
外はもう真っ暗で人気もない
スピードをあげようと
踏み込んだ時正門の所で急に人影が動いた
驚いて急ブレーキをかけ
「危ねェだろ!
イキナリ出てくんな!バァカ!」
その人影に向かって大声で怒鳴る
『ゴメンなさい!!!
自転車の音が聞こえたから』
ハ?!今の声