夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第1章 無色透明の君(荒北靖友)完結
『アレ?荒北くん?どーしたの?部活は?』
「ア?休憩中!布施チャンこそ
まだ残ってたんか?」
『うん、図書室で本を読んでたら
遅くなっちゃった(笑)』
「へぇ…なぁ!布施チャン!」
『ん?なぁに?』
「あ…あんな…えーーーっと!」
なんで出てこねぇ!
福チャンにアドバイス貰ったろーが!
『ふふ…いーよ!(笑)』
「アァ?!ナァニがよ?」
布施チャンがクスクスっと笑った
『ハンカチ、気にしてくれてたんでしょ?』
「え!?なんでぇ!?」
ナニこいつエスパーかよ!
『さっきからずっとゴメンって顔してるよ?』
布施チャンが上目遣いで
俺を見上げてニカっと白い歯を見せた
「ハァ!?してねぇし!
俺は布施チャンの
借りた本ってどんな?って
聞こうとしただぁけだし!」
ビックリするやら
恥ずかしいやらで意味のわからない
返しをする
『ふふ!そういう事に
しといてあげる(笑)』
それにも笑顔で答える布施チャンは
本当に綺麗で
目どころか心まで奪われたような
気分になった
「チッ!あんがとよ!」
布施チャンの頭をガシガシと乱した
『フフ…荒北くんと話すと楽しい』
乱された髪のまま口走る言葉は
オレの顔を真っ赤に染めていく
あ、コレやばいやつだ。
落ちる…
「ナァ!彼氏いるのー?」
居ても居なくても
多分モウ変わんねぇけど…
『えー!?居ないよ!
募集中ってヤツかな?(笑)』
うん。完全に落ちた…恋ってヤツに。
こうなったら行くしかないじゃナァイ?