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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第1章 無色透明の君(荒北靖友)完結


やっべ!何コレ!?この子なんなワケ?
こんなの反則だろ!

理解の範疇を超え過ぎてる
逃げるように教室から飛び出した

オレ今どんな顔してんよ?
ヤケに熱い…なっさけねぇ!
柄にもなく照れてんじゃねーよ!オレ!

『荒北くん?大丈夫?』

「ハァ!?なに追って来てんの!?」

後ろを振り返ると布施チャンが
心配そうにこっちを見上げて

『なんか慌てて教室から
出て行ったから気分でも
悪くなったのかな?って思って』

と白いハンカチをオレに渡してきた

「バァカ!なんもねぇよ!
ただ人多くてウルセェから
出ただけダヨ!いちいち来んな!」

ブンと振った手がハンカチに当たり
ハンカチは廊下に落ちた
しまった…こんな事するつもりじゃなかった

「布施チャン…ゴメ…」

『ゴメンね…昨日親切にして貰ったし
何かしたくて…でも
余計なお世話だったね(笑)』

俺が謝るより早く布施チャンが謝って
教室に帰って行った

「いや…布施チャン悪くないから…」

俺の口から出た言葉は
布施チャンに届く事なく
掻き消されていった

廊下に落ちた白いハンカチは
埃で黒く汚れてる
その汚れが自分に見えた

「荒北!見ていたぞ!
女子に対してあの態度はなんだ!?」

ち。よりによって
一番会いたくない奴が来やがった

「るせっ!東堂!オメェに
関係ないだろーが!」

「関係あるな!あの女子も
きっと俺のファンになるだろうからな!」

「バァカか?!どんな根拠ダヨ!」

「根拠など俺がカッコ
よすぎる事以外に何がある!
登れる上にトークもキレる!
さらにこの美形!ファンにならない
理由があったら
教えてもらいたいものだな!」

どこまで自信満々だよ
タチ悪いのはコレが自然体って事だ
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