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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第1章 無色透明の君(荒北靖友)完結


次の日

『今日からお世話になります
布施 姫凪です。ヨロシク』

目の前に現れた布施チャンに
目が点になる
同い年かよ!しかも同じクラス!んで

『ヨロシクね!』

となり座んのかよー!
1限目が終わるの待って話しかける

「布施チャン!タメかよ!
なんで敬語使ってんだよ!
年下かと思っただろーが!」

『昨日はこっちが
教えてもらう立場だったから?』

「ハッ!真面目か!とにかく!
敬語はナァシ!タメだかんな!」 

『うん、わかったよ、荒北くん』

まただ。この笑顔。
なんて透き通ってんだろう
白…イヤ…透明?とにかく濁りがない
思わずジーっと見てると

「布施さーん!
前の学校ってどんなとこー?」

「ねぇねぇ!家どの辺り?
帰り一緒に寄り道しない?」

「彼氏とかいんのー?」

新しいモン好きの女子や男子が
ワラワラと集まってきた

あっという間に輪のなかに
布施チャンは取り込まれる

ケッ。くだらねー!

ガタンと席を立つと視線が集まる

「アァ?」

目を向けると慌てて皆下を向く。
そしてお決まりのコソコソ話

「荒北くんて怖いんだよー…
気をつけてね…」

ウッセーんだよ!女ァ!
てめぇ東堂のファンだろ?!
盛りついたメス猫みてぇな匂いがするぜ!

「なにかされたらオレに言えよな」

ハッ!何アピってんのォ?!
おめーがオレに上等切れんのか!
ボケナス!

粋がってる負け犬の匂いしかしねぇわ!

でも、大抵のヤツは周りの噂とか信じまう
オレも否定すんの面倒臭ぇし放置するから
きっと布施チャンも…

『そうなの?』

ほらな…ま、そんなモンだろーな…

『みんな荒北くんに何かされたの?
私は別に何もされてないし
怖いと思わないけど?』

え?ナニ?
ビックリして布施チャンに
視線を凝らす

『荒北くんに何かされるとは
思わないけど忠告は
ありがたく聞いとくね!』

色んな奴らがとり囲み
色や匂いが濁ったように混じりあった中で布施チャンだけ
無色透明に輝いてるように見えた
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