夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第13章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)番外編
『…もう…ダメですぅ…チョット
我慢して………』
ん?姫凪らしくない?
やんわりとだが初めて
拒まれた事に動揺が隠せない
「姫凪?」
『あの…ダメ…なら…』
「イヤ、大丈夫だ」
気分を削がれて
不貞腐れた俺に
『そんな顔してないで
お茶にしましょ?』
軽く触れるだけのキスを落とす
「どんな顔だ?」
『少し怖い顔してます…』
「気のせいだ…」
姫凪の唇に手を触れると
擽ったそうに
笑って俺から離れる
それだけが目的な訳ではないが
いつも重なる気持ちが
少しズレると
急に不安になってくる
もしかしたら
俺以外の誰かに
気持ちが行っているのではないか
あり得ないと思ってても
やはり不安だ