夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第13章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)番外編
「すまない、あがってくれ」
家に上げる間もなく
こんな事をしてしまって
この先どうなるんだ
と、少し焦る
堪えられる自信がまるでない
『若利さん?どうしました?』
俺の手を握りリビングに向かう
姫凪が首を傾げてる
「なんでもない、お茶でもいれよう」
『あ!私がします!若利さんは
ユックリしてて下さい』
大袈裟に手を振って俺を椅子に座らせる
「お茶くらいなら俺でも…」
席を立とうとすると
『させて下さい…えっと…いつも
ここでは待ってるの方なので…その…
若利さんの家で私が
お茶を出すって…家族っていうか
し、新婚みたいで…』
姫凪が俺の腕に絡みつき
甘えた声で俺を見上げる
マズいな…お茶を落ちついて
飲んでられそうにないんだが…
『ダメですか?』
ダメではないが
リビングとキッチン
ホンの数メートル離れるのすら
イヤになってきた