夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第2章 ◎俺の素顔(忍足侑士)完結
「な~何で別れ…じゃなくて
距離置くんだよ?」
岳人が切り出した
「シラフならいくらでも抑え
効くけど、でも側に居ったら
姫凪は構えてまうから可哀想や」
「でも、離れるのって結構キツクね?
自然消滅とか…さ」
「大丈夫や。俺自信あんねん
姫凪以外に
心が動くことなんかない
離れるんはあくまで姫凪のペース守る為
もうあんな怖い想いさせたくないしな」
「…そうか!んじゃ姫凪チャンの覚悟が
決まったらヨリを戻すんだな!」
「がっくん…んな、身も蓋も無い…」
苦笑いしながら帰り道を歩いた
「あ~青学との練習試合って明日だったよな?」
別れ際に岳人が言った
「あ~そうやな~明日は
よろしくな~勝つんは氷帝や」
「ははっ☆そうだな!じゃな!」
岳人と別れて家路に着いた
明日は試合か…
相手に不足無しやし気合いれな…
今夜姫凪に
LINEしてみよう…試合観戦位なら
エェやんな?
翌朝姫凪LINEが入った
試合を見に来てくれるらしい
ディスプレイに映る文字に
自然に顔がにやける
気合充分や!今日は勝つで
放課後テニスコートに向かう途中
姫凪の後姿を見つけた
サクラの姿はない
声を掛けようとした時
「姫凪?おーい!姫凪だろ??」
俺の視界に見覚えのある男
『桃城君!?何してるの?!』
びっくりしたように振り返る姫凪
俺も負けずにびっくりしてる
何で桃城と姫凪が
知り合いやねん
「何って試合しに来たんだよ」
桃城が姫凪に
笑いかけてる
『そうですか…じゃぁ、あの…これで…』
「コート行くんだろ?
一緒に行こうぜ🎶」
桃城が姫凪の隣に並んだ
姫凪は困ったように
おどおどしながら
『え…っと…』
と断る言葉を捜してるようだ
「いいからいいから♪行くぞ?」
そんな姫凪など
お構い無しに桃城は
姫凪の腕を掴んで
歩き出した