夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第2章 ◎俺の素顔(忍足侑士)完結
『はい?えっと…』
「コラ!簡単に名乗らない!
あんたこそ何処の誰よ!?」
サクラに口を塞がれた
「俺か?俺は青学2年の桃城
こっちが1年の越前。で?
おまえらは?」
「氷帝2年松岡サクラ」
『同じく跡部姫凪です』
「「跡部!!??!」」
私が名乗るや否や2人は
声をそろえて私に叫んだ
『あ…跡部じゃイケませんか?』
びっくりして聞き返すと
「まさか…跡部って…氷帝テニス部の?」
『はい…妹ですけど…兄様の
お友達なんですか?』
「友達…?じゃねーけど…知り合いだぜ?」
桃城君が複雑な顔で笑う
「サル山の大将さんの妹…?
ふーん…似てないね…」
「ホントホント。あの人にこんな
可愛い妹がいたとはね~」
「同感。威張ってないしね」
「反面教師ってやつか~(笑)」
2人が私達を無視して
盛り上がってる
「姫凪~行こう?
付き合ってらんな~い」
サクラがスタスタと店に入っていく
『あ…待って~』
私が後を追おうとしたら
「あ~まだ行くな!」
桃城君がイキナリ手を掴んだ
そして
「携帯番号教えろよ?今度
遊びに行こうぜ?」
『…?!?』
ビックリして固まる私に桃城君は
「ほら?早くしね~と怖い相方
戻ってくんだろ?」
携帯を出して言った
『え…でも…私』
「桃城!姫凪に変な
チョッカイ出さないでくれる?」
困ってる私にサクラが
助け舟を出してくれた
「ちぇ~戻ってきたか~残念
じゃ~次逢った時な~♪
またな~姫凪☆」
桃城君はニカッっと笑って去っていった
何だったの?
またな~って…学校違うのに
逢えるわけないじゃん
変な人
小さくなる桃城君の背中を
見ながら私は小さい
ため息を付いた