第12章 ♤キズを癒やす手（牛島若利）完結

「姫凪ー学校行くぞー」

『はーい！ね？今日も練習
見に行っていい？？』

「牛島さんに会いに来ていい？の
間違いだろー？（笑）」

賢くんは昨日の事なんか
夢だったかのように普通で
いつも通りで胸に
引っかかってたモヤモヤとか
私が勝手に感じてた気まずさとかが
晴れていく

『そ、そうだけどぉ…私
なんにも出来ないし…』

「言っただろ？昨日みたいに
可愛く【好き♡】って言ったら
牛島さんもメロメロだって」

賢くんがニヤニヤ笑う

『ほんと？他には？私になにか
出来る事ないかな？』

「………」

あ。チョット調子乗り過ぎた！？