夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結
牛島さんはそれから
しばらく私の頭を頬を
愛おしそうに撫でてくれた
怖さはない。
とても安心する
ドキドキして暖かい
優しい手
でもキズを癒やすには
きっと足りない
それが賢くんとこの人の違い
賢くんは兄のようで
そんな感情はない
でも確実に私のキズを理解して
癒やし包んでくれる手
『あの…本当にいいんですか?』
「なにがだ?」
『私…実は昔……』
私の過去をこの人は知らない
家族の事より
私があの男に乱暴されそうに
なった事を伝えたら
どう思われるんだろう
もし気持ち悪いと思われたら…
それを思うと言葉が続かない
「言わなくて構わない。お前が
話したくなったら聞く事にする」