夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第12章 ♤キズを癒やす手(牛島若利)完結
『怖くない、です』
「そうか…」
私の言葉で牛島さんの声が
少し変わり
『あの…』
「怖かったら言え。すぐ止める」
『………!!!!』
私の頭をユックリ撫でる
身体は固まっているのに
怖いとはまた違った感情で…
顔も耳も頭の中まで熱くなっていく
「…どうした?イヤじゃないのか?」
『…ーーー!』
次第に降りてきた手は
次は頬で止まって
柔らかな手付きで撫でられる
「顔が赤い。イヤか?」
二人の言葉が重なる
『いえ…イヤじゃない…で…』
そこまで言ったところで
「良かった」
の声と暖かい感触
一瞬なにがなんだか分からなかった
近くで鳴ってる牛島さんの鼓動が
ヤケに大きく聞こえて
抱き締められてる事に気付いた