第2章 ◎俺の素顔（忍足侑士）完結

ﾌﾞﾗｺﾝ、ｼｽｺﾝ、姫凪ｺﾝ
俺の周りｷｬﾗ濃すぎやろ…
ため息しかでーへんわ

「はいはい。気をつけます～」

あぁ…ｺｲﾂの顔やなくて
姫凪の顔見たいわ～
跡部と居るところ想像したら
イライラしてきた

『侑士さ～ん🎶 』

姫凪が教室に入ってきた
やっぱ可愛いわ～❤︎
感じてた苛々も吹っ飛んだ

「姫凪♪こっちおいで」

姫凪をぎゅっと抱き寄せた

『侑士さん!?恥ずかしいです!』

姫凪が真っ赤になってじたばたともがく

「エェやん♪恥ずかしがる顔可愛いで❤︎ 」

おでこにキスしようとしたら

「それくらいにしておけ！」　

跡部の声がした

「なんやねんな～跡部」

俺が不満そうに言うと

「俺様の前で姫凪に
そんな事するとはな…
いい度胸じゃねぇか、あ～ん?」

跡部が威圧感を漂わせる
チョイまち…
俺の彼女なんですけど?
そこん所わかって…

「姫凪そろそろ帰れ」

くれてへんねやなぁ…

『はい兄様～じゃ～侑士さん
また後で～』　

姫凪は俺の腕から
さっさとすり抜けていった

「…ご愁傷様…」

サクラ…自分いちいちキツイねん…

「おい、忍足」

「何です～？」

「あんまりガッツクな…姫凪は
ガキだ未だ早い」

凹む俺に跡部が追い討ち
未だ早い?
後どんくらい待ったらエェンや
自分ら知らんやろ？
俺そない気長く無いねんで？