第10章 ◎俺の素顔③（忍足侑士✣続編）完結

『じゃぁ、また後で♪』

姫凪が去っていく
小さいクセにﾎﾝﾏにｴﾛｲ身体や…

「何て目で見てんだ?危ねぇな…」

跡部が俺を睨む

「怖い顔すんなや～いっつも門限通り
帰してるやんけ」

「当りめーだ!破ってみろ?
別れさすからな！」

「…横暴や…我慢してんのに…」

「アーン?何か言ったか？」

「な～んも」

ﾎﾝﾏは帰したくないとか言うたら
間違いなく刺されるやろうから
作り笑顔で誤魔化した

「…まぁいい。あんまり変な遊びを
教えんじゃねーぞ？」

俺をヒト睨みして教室に入っていった
教えんな?
そんなん言われたら教えたくなるやん
確か…今日は保険医休みやなぁ。
ん。えぇ事思いついた♪

俺は授業が始まったと同時に
姫凪にLINEした

死にそう…
気分悪くて保健室来たら
先生休みやったわ
ｶﾅﾘ辛い…
姫凪助けて。

ってな。

そんで

「先生、なんかﾒｯﾁｬ気分悪い…
保健室行ってえぇ？」

俺が席を立つと

「大丈夫?誰かに付き添って貰う?」

と、心配そうに新任の女教師が言った