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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第8章 ◎俺の素顔②(忍足侑士✣続編)完結


-ケンヤside-

ついにやってしまった
気持ちを抑えられへんくらい
姫凪が好きで
姫凪に一途に思われてる
ユーシが憎かった

2人を引き裂けるなら俺は何でも
出来るって本気で思った
無理やり奪った唇の感触が
忘れられない

その時の姫凪の顔が
忘れられない

俺に望みなんか無い事は
充分に解ってる
でも諦めきられへん
どんな手段を使っても
繋ぎ止めたかった
それ位オマエに惚れてるねん

ユーシに啖呵切った手前
仲良く練習って訳にも行かへんし
1人で黙々とこなす

休憩中姫凪にLINE
送った。勿論返信はない
そこで、切り札送信。すると
速攻で着信が入る

「もしもしー?姫凪?
今日少しだけ逢おう?大事な
話があるねん」

『…イヤです。私には無いです』

冷たい声やな…

「そうか、ほな、ユーシと話すわ…
来てくれるんやったら五時に駅前
どうする?」

『わかりました…』

小さい声でそう言って電話は
切れた。きっと泣いてる…
そう思うと苦しくなった
部活終わり速攻駅前に行く
姫凪は電柱にもたれ
立っていた

「お待たせ。早いな」

『いえ…。何ですか?話って』

姫凪は俺から
目をそらしたまま言った

「どっか入ろうや」

『イヤです。ここで話して下さい
じゃなきゃ、帰ります』

姫凪の声は暗い
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