第32章 ☆キミにキイロあげよね（御堂筋翔）きいろシリーズ③完結

『…うん。ゴメンなさい…
チョット風に当たりたくなって…』

「ふぅーーん。
ま、それはそれでえーとして…
あの顔なんやの？
エライお目目開いて
見つめとったねぇ？
あのイケメンくぅんの事。
見惚れるほどカッコよかったァ？」

翔くんの表情が一層険しくなる

『ちが…！あの！
イキナリやって
ビックリしてもーてん！
見惚れてたとかそんなん違うよ！』　

慌てて首を振る

「あ、そ。そんならエーわ。
ほなまだやる事あるから
モウチョイ待っとき。
今度こそ部室でな」　

そう言い残して翔くんは
自転車押して行ってしまった