夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第8章 ◎俺の素顔②(忍足侑士✣続編)完結
-姫凪side-
何も気にしないで信じていれば
楽なのに気になってしまう
侑士さんから何も無いって聞けば
楽になれるハズだったのに
辛くなるばかりだ…
侑士さんの声が冷静なほど苦しい
信じてる。だけど…不安は
ドンドン膨らんでいく・・
「姫凪~最近変よ?
何があったの?」
サクラが口を開く
『あのね…侑士さんが昔凄く
遊んでたって本当?』
「ハイ?なによイキナリ」
私がケンヤさんから聞いた話や
告白されたことを話すと
「は~ぁ。全く。いとこ同士で
何やってんだかね~」
サクラは呆れたように
ため息をついた
『ねぇ、サクラは侑士さんと
昔から知り合いでしょ?
遊んでたって本当なの?』
こわごわ聞くと
「ま~ね。姫凪と逢うまでは
かなりチャラかったわね」
『そんなにアッサリ言い切られると
気が抜けるんだけどなぁ…』
思わず苦笑いを浮かべると
「気が抜けてる位が調度いいの
姫凪は気を張りすぎ。
今の忍足先輩は姫凪
一筋だよ?」
サクラがケーキを
頬張りながら笑う
「それより問題はケンヤさんでしょ
本気で気に入られちゃったね~」
『う…それは…どうしよう・・』
「姫凪もチョット警戒しなよ
無防備は態度はイタダケナイ」
サクラが私に釘を刺す
無防備…侑士さんにも言われた
『どうすればいいんだろう…』
「とりあえず、2人っきりはダメ
後は押しに負けたりしないで
きっぱり拒否りなさい!解った?」
『うん。ありがと』
「よし!!じゃ、今日は帰ろうか」
サクラが私の頭を撫でて
立ち上がる
『そうだね…じゃ、ばいば~い』
サクラと別れて
暗くなりかけた家路を急ぐ私を
「あれ?姫凪、今帰りか?」
ケンヤさんが呼び止めた