夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第8章 ◎俺の素顔②(忍足侑士✣続編)完結
-姫凪side-
最近、凄く不安になる
侑士さんが解らなくなる時がある
笑っていたかと思うと
急に冷たくなったり
もしかしたら、モウ私のことを
好きじゃないのかも…なんて
マイナスな思考は止め処ない
凄く辛い…ねぇ、侑士さん
私の事、本当に好きですか?
「姫凪様、お昼ですよ?
そろそろ起きてください」
耳元でした声に驚き飛び起きる
『昼ですか!?あの、兄様は?』
「景吾様は部活に行かれました
今日はユックリするようにと
言われてましたよ」
『そうですか…ありがとう…
もう起きますから』
「かしこまりました。ではこれで…」
携帯を見ると数件のメール
侑士さんからだ
体は辛いけど逢いたい…
シャッキリしない頭と体を起こして
学校に向かった
テニスコートの近くには女子が沢山
-跡部様~♡-
-忍足さ~ん!-
歓声が段々大きくなる
兄様と侑士さんは特に人気があり
ファンの私の見る目はカナリきつい
目立たない様にコートに
入ろうとしたけど
「あ…あなた…跡部様の妹・・」
「忍足さんと付き合ってるのよね?」
「生意気・・・」
見つかっちゃった…
『あの…通してください・・』
「残念ね~お2人はさっき
出掛けられたわよ~
暫く帰られないみたいよ?
貴女も帰ったら?」
ジリジリと詰め寄られた。怖い・・
いつもはサクラが強気に
あしらってくれるけど
今は1人だし…どうして良いか
解らない…オドオドしてると
「1人だと大人しいじゃない?
イツモみたいにハシャイだら?」
クスクスと意地悪な笑いを浮かべる
『あの…通してください…』
目を伏せて通り抜けようとしたら
「嫌よ。消えてよ」
「そうよ、可愛い子ぶってさ~
アンタ調子乗りすぎ」
「お2人に大事にされてるなんて
本当にムカつくのよ!」
次々と嫌味を言われ
「さっさと帰りなさいよ!」
リーダーの女子が私を突き飛ばした
『・・・!痛・・・』
後ろに倒れた私に冷たい視線が
注がれて、涙が出そうになった
「その目、本当にムカつく!!
女には、通用しないわよ!」
「そうよ!その目で忍足さんを
たぶらかしたんでしょ?!」